2008年12月11日
カナダ軍タクティカルベスト
カナダ軍は新迷彩服(CADPAT)の採用に合わせ、装備類も今までのP82装備から一新されました。
今回紹介するのは、現用装備の中心となる、タクティカルベストです。
■ベスト前面
C7(C8)用マガジンポーチ×4
ハンドグレネードポーチ×2
ユーティリティポーチ×2
C7バヨネット用シース


写真左:マガジンポーチは左右2個ずつ、計4個ですが、各ポーチにマガジンが一つずつしか収納できないため、ベスト全体でマガジンが4本しか収納できません。マガジンポーチの左下に見えるのが、ハンドグレネードポーチ(M67)で、左右各一つずつ備わっています。
写真右:左右腹部に取り付けられているユーティリティポーチ。内部は、ドローコードで締められます。
■ベスト背面

両腰のポーチは取り外し可能で変更できますが、MINIMI(C9)ボックスマガジン用か、Water bottleポーチかの2種類しかありません。写真では、左側がMINIMIマガジンポーチ、右がWater bottleポーチです。それぞれのポーチには、左用・右用があり、支給時は、MINIMIポーチ(右・左)、Water bottleポーチ(右・左)の、計4つが支給されます。
このベストの特徴は、最新装備にもかかわらず、一切MOLLEに対応していないことです。両腰のポーチは取り外し可能ですが、今時ベロクロ止めですよ。また、もう一つ致命的とも思える特徴(欠陥)が、マガジンを4本しか収納できないことです。これはカナダの用兵思想の問題なので、一概にベストの欠陥とは言えませんが、

現場ではこのように、即応弾の不足分を、MINIMIマガジンポーチに収納して、補っています。このポーチの本来の使い方なのかはわかりませんが、少なくともマニュアルには書いていないはずです。
と、ボロクソに書いてしまいましたが、このベストはかなりお気に入りの装備です。初めて入手できたときは、狂喜してしまいました。入手時のコンディションは中古ということでしたが、フィールドで使用された形跡は全くなく、新品同様でした。このアイテムに限らず、カナダ軍の放出品は(他国に比べると)かなりコンディションは良いと思います。また、サイズはMサイズで、比較的放出が少ないサイズです(Lサイズも最近は放出が減りました)。このほかにもう一着所持していますが、そちらは残念ながらバヨネットシースが欠品しています。
オマケ:このベストのデキの良いレプリカが出回っていますので、見分け方。レプリカ品は、ベストのメッシュ部がCADPATではなく、ODになっています。また、サイズがS-M、L-XLと分かれてなく、 one size fits allと表記されています。↓は官給品のメッシュ部。他国のタクティカルベストと比較しても珍しく、メッシュ部まで迷彩生地です。

※最近はメッシュ部もCADPATを再現してるレプリカもあるみたいですが、その場合はタグを見ないと見分けがつかないですね。
今回紹介するのは、現用装備の中心となる、タクティカルベストです。
■ベスト前面
C7(C8)用マガジンポーチ×4
ハンドグレネードポーチ×2
ユーティリティポーチ×2
C7バヨネット用シース
写真左:マガジンポーチは左右2個ずつ、計4個ですが、各ポーチにマガジンが一つずつしか収納できないため、ベスト全体でマガジンが4本しか収納できません。マガジンポーチの左下に見えるのが、ハンドグレネードポーチ(M67)で、左右各一つずつ備わっています。
写真右:左右腹部に取り付けられているユーティリティポーチ。内部は、ドローコードで締められます。
■ベスト背面
両腰のポーチは取り外し可能で変更できますが、MINIMI(C9)ボックスマガジン用か、Water bottleポーチかの2種類しかありません。写真では、左側がMINIMIマガジンポーチ、右がWater bottleポーチです。それぞれのポーチには、左用・右用があり、支給時は、MINIMIポーチ(右・左)、Water bottleポーチ(右・左)の、計4つが支給されます。
このベストの特徴は、最新装備にもかかわらず、一切MOLLEに対応していないことです。両腰のポーチは取り外し可能ですが、今時ベロクロ止めですよ。また、もう一つ致命的とも思える特徴(欠陥)が、マガジンを4本しか収納できないことです。これはカナダの用兵思想の問題なので、一概にベストの欠陥とは言えませんが、
現場ではこのように、即応弾の不足分を、MINIMIマガジンポーチに収納して、補っています。このポーチの本来の使い方なのかはわかりませんが、少なくともマニュアルには書いていないはずです。
と、ボロクソに書いてしまいましたが、このベストはかなりお気に入りの装備です。初めて入手できたときは、狂喜してしまいました。入手時のコンディションは中古ということでしたが、フィールドで使用された形跡は全くなく、新品同様でした。このアイテムに限らず、カナダ軍の放出品は(他国に比べると)かなりコンディションは良いと思います。また、サイズはMサイズで、比較的放出が少ないサイズです(Lサイズも最近は放出が減りました)。このほかにもう一着所持していますが、そちらは残念ながらバヨネットシースが欠品しています。
オマケ:このベストのデキの良いレプリカが出回っていますので、見分け方。レプリカ品は、ベストのメッシュ部がCADPATではなく、ODになっています。また、サイズがS-M、L-XLと分かれてなく、 one size fits allと表記されています。↓は官給品のメッシュ部。他国のタクティカルベストと比較しても珍しく、メッシュ部まで迷彩生地です。
※最近はメッシュ部もCADPATを再現してるレプリカもあるみたいですが、その場合はタグを見ないと見分けがつかないですね。
Posted by なが犬 at 23:40│Comments(2)
│カナダ軍
この記事へのコメント
カナダ軍装備に関してはまったくわかりませんが、作りは良さそうですね。
イギリス軍もオーストラリア軍も安心していたら突然MOLLE系装備になってしまいましたが、未だMOLLE対応ではないカナダ軍の姿勢は好みです。
イギリス軍もオーストラリア軍も安心していたら突然MOLLE系装備になってしまいましたが、未だMOLLE対応ではないカナダ軍の姿勢は好みです。
Posted by NARU at 2008年12月13日 16:24
こんばんは。
MOLLE対応とならなかったのは、更新タイミングの問題だと思いますが、それにしても、2000年以降に採用された装備とは思えないほど、1世代前のレイアウトです。まぁその独特なシルエットが気に入っているんですが。
今やカナダ陸軍では、ヘリのパイロットまで着用してるほど、このベストは全軍に浸透してます。同じシルエットでMOLLE対応版を一度見たことがありますが、支給されるのはまだまだ先の話になりそうです。
MOLLE対応とならなかったのは、更新タイミングの問題だと思いますが、それにしても、2000年以降に採用された装備とは思えないほど、1世代前のレイアウトです。まぁその独特なシルエットが気に入っているんですが。
今やカナダ陸軍では、ヘリのパイロットまで着用してるほど、このベストは全軍に浸透してます。同じシルエットでMOLLE対応版を一度見たことがありますが、支給されるのはまだまだ先の話になりそうです。
Posted by なが犬
at 2008年12月14日 04:40
